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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2009年1月25日


当然の事ながら…
この日、3本目の作品も“鈴井貴之監督作品”です(笑)

1本目に『銀のエンゼル』を見た時には、あれだけ大勢いた観客達も…
2本目の『マンホール』では随分と減少し…
3本目の本作において、生き残りは僅かに4人という体たらくでした…。

まあ…
長丁場なので当たり前なんですがね…。
流石の私も鑑賞後は、クタクタになりましたよ(笑)


この作品は…
今日見た3本の作品の中で、
最もダークで…
最も後味が悪くて…
それでいてエンターテイメントしている…
というケッタイな1本です。

鈴井監督の“尖った感性(笑)”の部分が前面に押し出されているのが特徴的と言えますね…。


物語は…
心に大きな傷を持つ(それ故に自分の過去を消し去りたいと願う…)小学生時代の同級生3人が、あるきっかけから“記憶を消す薬”の争奪戦に巻き込まれてゆく…様を軸にして展開します。

“不可思議なアイテム”がギミックとして準備されているにも関わらず、それが超自然的な効力を発揮する事が無い…という点では『マンホール』とほぼ同一の構造を持っているわけで…この辺が“鈴井臭”とでも言うものなのでしょうかね…?

まあ…
“父に対する娘の反抗”と同じく、監督が好む主題である事は、疑い無いと思われます。


主演は…
一応、大泉洋なのですが…
“オフィス・キュー”の安田顕、佐藤重幸、音尾琢真の3人(森崎リーダーは残念ながら端役でした…)はほぼ主演クラスの扱いでしたね。

作品のジャンルは…
一応、“サスペンスとサイコホラーの中間”あたりになると思いますが、この作品をそのジャンルとして成立させていた中心人物は、主演クラスの1人である音尾琢真でした。

初めて…
この作品をDVDで見た時、私は『音尾琢真って人は、演技がうまいなあ…』と純粋に感心した覚えがあります。

その頃の私は…
北海道タレントの大泉、安田、佐藤、森崎…辺りについては、ある程度の知識があり、評価もしていたのですが、こと音尾琢真に関してだけは、完全にノーマークでした(笑)

故に、私は…
この作品ではじめて“北海道に音尾あり”と言う事実に気づかされたわけです。

そういった意味で本作は、私と音尾君のファーストコンタクト的な作品だったわけですね(どうでも良い話ですが…)。


そしてもうひとつ…
この作品の雰囲気を成立させる為に貢献していたものがあります…。

それは…
作中後半に登場する廃校です。
この物件は、廃墟として非常に良い雰囲気に朽ちた外観を持っており、まるで何かの遺跡のようでした…。

勿論…
廃墟萌えの私としては、見ているだけでゾクゾクしましたね(笑)

個人的には…
本気で、一度訪れてみたい場所のひとつです(北海道には素敵な廃墟が沢山ありますからね…)。


この作品は…
作品自体の“重苦しい雰囲気”と“強いマイナー臭”故に、合う人と合わない人があると思いますが、ハマるとなかなか面白い映画だと思います。

まあ…
当たり外れがあるので、あえてオススメはしません。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
重苦しさ ☆☆☆☆☆
作中に、主人公達の少年時代の回想シーンがあるのだけど、その時代が私の少年時代にドンピシャでした…キン肉マン消しゴム、スーパーマリオ、ガンプラ……本当に、何もかもが懐かしい…度☆☆☆☆☆
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