忍者ブログ
http://4cdtiger.blog.shinobi.jp/
ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
[80]  [79]  [78]  [77]  [76]  [75]  [74]  [73]  [72]  [71]  [70
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

視聴日 2009年1月24日


あえてひとつ疑問をあげるとするならば…
何で、この作品を“怪人二十面相”という素材でやったんだろう? という事に尽きますね(笑)

映画を見た後…
“和製007”だとか“和製スパイダーマン”だとかいう形容は思い付きましたが、“リニューアル版・怪人二十面相”という雰囲気は、残念ながらあまり感じられませんでした。


確かに…
原作小説は、映画にするには、やや地味な感があります。

しかし…
だからといって、わざわざ“帝都”なんていう薄っぺらな架空世界をでっちあげる必要などがあったのでしょうか?
私は、必要無かったと思います。

そんな事をせずとも、あくまで“東京”を舞台に、フィクションの世界を構築した方が、ずっと二十面相らしい映画になった事でしょうに…。

やはり…
怪人二十面相VS明智小五郎の対決の舞台は、焼け跡が残る“東京”にこそが相応しいと思いますしね…。

個人的には、そのあたりが非常に残念でした。


物語については…
別に特筆すべき点はありません。

テスラの超兵器を巡って(二十面相なら美術品を狙えよ…)、怪人二十面相、明智小五郎、そして二十面相の罠にはめられた遠藤平吉(主人公です…)が、三つ巴の出し抜き合戦を繰り広げる…といった“たわいもないお話”です。

凡庸なオチに加えて…
“お転婆な財閥の御嬢様”や“主人公に秘密兵器を提供する曲者の相棒”など、お約束重視の二十面相モノらしい“ベタなキャラクター&演出”が、随所に散りばめられているのは、なかなかに的を得た采配だと感じましたね(笑)


全体的に見て…
割合、まとまっていて見やすいし、鑑賞前は不満だったキャストも決して悪く無かったですし(まあ、飛び抜けて良くも無かったんですが…)、ソコソコの作品だったんじゃ無いですかね?

“二十面相”という冠が無かったら、ボチボチのアクションムービーって事で落ち着いたと思います。


でも!
個人的には、二十面相に対して思い入れがある分、微妙な作品だと感じました。

ですから…
私は、あえてこの作品をオススメはいたしません(笑)


評価(☆5MAX)
ストーリー  ☆☆☆
どこかで見た度☆☆☆☆☆
私は、金城武がそんなに好きじゃ無いんだけど、今回の遠藤平吉役には割とハマっていたと思う…しかし、それにつけても二十面相の秘密兵器“袖口から飛び出すフック付きロープ”は非常に便利だ!私もあんなのが欲しいけど、高所恐怖症故に、有効利用する自信が全く無ぇ…度☆☆☆☆☆
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
デスタイガー
性別:
男性
最新CM
[01/08 デスタイガー]
[01/08 サム]
[06/04 デスタイガー]
[06/02 サム]
[06/30 デスタイガー]
最新TB
ブログ内検索
カテゴリー
カウンター
バーコード
アクセス解析
忍者ブログ × [PR]
Produced by Samurai Factory Inc.