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視聴日 2009年2月3日
きっかけは北方謙三…
彼が自身の『水滸伝』を書くにあたって、梁山泊の二大首領のうち、宋江をフィデル・カストロ、晁蓋をチェ・ゲバラに重ねてイメージした…という話を聞いた事から、私は彼ら“キューバ革命”の英雄達に強い興味を抱くようになりました。
そして…
この興味は、かなり昔から時折、耳にする“ゲバラ”という人物や、“キューバ革命”という歴史的大事件について、私があまりにも無知であるという事実に気付かせてくれたわけで、それらをひっくるめた諸々に対する知的好奇心から、私はこの作品を見る事にしました。
物語は…
アルゼンチン出身の青年医師“エルネスト・ゲバラ”が、“フィデル・カストロ”と出会い、祖国でも無いキューバの革命戦争に身を投じ、幾つかの敗北と多くの勝利を積み重ね、当時キューバを支配していた軍事政権を倒すまで…をえがいています。
これはまた…
余所者である“エルネスト”が、革命戦士“チェ”としてキューバ人革命家達に認められるまでの過程でもあり、ゲバラの人生の中で、最も栄光に満ちた日々の物語…とも言えますね。
まあ…
主人公達が、クライマックスに向かって爆進してゆくという物語の性質上、作品としての盛り上がりもソコソコ確保されています。
そういう意味では…
感情移入しやすい作品といえますね…。
しかし…
作品を見終わった後、私が鑑賞前の目的を果たせたか?と問われれば、それは甚だ疑問です。
逆に…
『一本の映画を見たぐらいで、キューバ革命はわからない…。』
という至極当たり前の現実的認識に辿り着いただけ…というのが、正直な所ですね。
勿論…
ゲバラの魅力…当時における中南米の貧困…軍事政権の独裁…米国資本の圧力…それらに対する革命闘争の意義…等の断片的なキーワードは、ある程度拾う事ができました。
でも…
その周辺地域の歴史的な背景…人物相関図…そして何よりキューバという国の地理…等(言い換えれば基礎知識ですね…)をざっくりとでも頭に入れておかなければ、キューバ革命の理解には至らないと思いましたね。
要するに…
この作品は、ビギナーに優しい作りにはなっていない訳です。
それでも…
本作は、それなりに魅力的で、私を続編へと駆り立てるだけの力はあったようですね。
革命の英雄であるゲバラが、何故キューバを離れ、ボリビアで、如何なる最後を遂げるのかが、非常に気になります…。
興味のある方は、続編とあわせて是非どうぞ…。
評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
続編期待度☆☆☆☆☆
ゲバラについては革命の闘士という言葉だけで、屈強な兵士であるように想像していたが、重度の喘息持ちだったり、常に本を手放さないインテリだったり(医者なんだから当たり前か…) 、無知故の色々な新発見があって面白いやら、恥ずかしいやら…度☆☆☆☆☆
きっかけは北方謙三…
彼が自身の『水滸伝』を書くにあたって、梁山泊の二大首領のうち、宋江をフィデル・カストロ、晁蓋をチェ・ゲバラに重ねてイメージした…という話を聞いた事から、私は彼ら“キューバ革命”の英雄達に強い興味を抱くようになりました。
そして…
この興味は、かなり昔から時折、耳にする“ゲバラ”という人物や、“キューバ革命”という歴史的大事件について、私があまりにも無知であるという事実に気付かせてくれたわけで、それらをひっくるめた諸々に対する知的好奇心から、私はこの作品を見る事にしました。
物語は…
アルゼンチン出身の青年医師“エルネスト・ゲバラ”が、“フィデル・カストロ”と出会い、祖国でも無いキューバの革命戦争に身を投じ、幾つかの敗北と多くの勝利を積み重ね、当時キューバを支配していた軍事政権を倒すまで…をえがいています。
これはまた…
余所者である“エルネスト”が、革命戦士“チェ”としてキューバ人革命家達に認められるまでの過程でもあり、ゲバラの人生の中で、最も栄光に満ちた日々の物語…とも言えますね。
まあ…
主人公達が、クライマックスに向かって爆進してゆくという物語の性質上、作品としての盛り上がりもソコソコ確保されています。
そういう意味では…
感情移入しやすい作品といえますね…。
しかし…
作品を見終わった後、私が鑑賞前の目的を果たせたか?と問われれば、それは甚だ疑問です。
逆に…
『一本の映画を見たぐらいで、キューバ革命はわからない…。』
という至極当たり前の現実的認識に辿り着いただけ…というのが、正直な所ですね。
勿論…
ゲバラの魅力…当時における中南米の貧困…軍事政権の独裁…米国資本の圧力…それらに対する革命闘争の意義…等の断片的なキーワードは、ある程度拾う事ができました。
でも…
その周辺地域の歴史的な背景…人物相関図…そして何よりキューバという国の地理…等(言い換えれば基礎知識ですね…)をざっくりとでも頭に入れておかなければ、キューバ革命の理解には至らないと思いましたね。
要するに…
この作品は、ビギナーに優しい作りにはなっていない訳です。
それでも…
本作は、それなりに魅力的で、私を続編へと駆り立てるだけの力はあったようですね。
革命の英雄であるゲバラが、何故キューバを離れ、ボリビアで、如何なる最後を遂げるのかが、非常に気になります…。
興味のある方は、続編とあわせて是非どうぞ…。
評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
続編期待度☆☆☆☆☆
ゲバラについては革命の闘士という言葉だけで、屈強な兵士であるように想像していたが、重度の喘息持ちだったり、常に本を手放さないインテリだったり(医者なんだから当たり前か…) 、無知故の色々な新発見があって面白いやら、恥ずかしいやら…度☆☆☆☆☆
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