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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日  2013年1月1日


元日は…
当然1日ですから、映画を1000円で観る事が出来ます。
折角なので、新年早々映画観賞としゃれこみました。

奥仲麻琴さんが…
出演している『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム』とどっちにしようか、少し迷ったのですが(“アクマイザー3”の存在も魅力でした…)、熟考の末、当初の予定通り、この映画を見た訳です。

まあ…
麻琴さんには申し訳無いのですが、この選択は正しかったですね。


この作品は…
簡単に言ってしまえば『ロード・オブ・ザ・リング』の“エピソード0”です。
あの壮大な『指輪物語』の60年前のお話で、前作にも登場したホビットのビルボじいさんが若い頃の冒険譚なんですね。

そのビルボが…
魔法使い“灰色のガンダルフ”の誘いにより、
ドワーフの一団とともに旅立ち、
邪竜スマウグに占拠されたドワーフの都を目指す…
と言うのが、この作品の大まかな流れです。

『指輪物語』が…
大人向けのファンタジー小説として書かれた物語を下敷きにしているのに対して、本作は児童小説が原本になっている為、内容が明解で、物語のトーンも明るめでした。
私には、どうもこっちのノリな方が合ってましたね。

でも…
原作小説に関しては、どちらも少年時代に手に取ったら事があるのですが、
訳がまずかった為か?
トールキンの文と私の相性が悪い為か?
それは定かではありませんが、どちらも途中で断念…。
結局、全て読了したのは、割と大人になってから…という苦い思い出があります。

多分…
ファンタジーの主人公に、外見的なカッコ良さ…というか“高い身長”を求める私には、“非力なチビスケ”の心の強さを斟酌する感性は無かったのでしょうね。


そんな…
本作でしたが、コレを見た私の第一印象は『なかなかは面白いけど、一寸長いんじゃね…。』と言うものでした。

本作も…
『指輪物語』と同じく、3部構成らしいのですが、非常に長かった!
ピーター・ジャクソン監督の粘着質な作風は、今だ健在!という印象がありますね。

寝不足状態での…
参戦だった私にとっては、後半戦が少々辛かったです(2度ほど“寝オチ”してしまいました…)。

それでも…
最初は買うつもりの無かったパンフレットを買ってしまったぐらいなので、それだけの力のある映画だった事だけは断言出来ますね。


この作品の…
魅力のひとつに、様々な怪物や亜人が登場する事があげられます。

まず…
闇の勢力として、オークやトロル、ゴブリンなど、私の大好きなモンスター達(亜人達?)が、結構生々しく描かれていて迫力がありました。

ただ…
何だかデザインとか、
肌の質感だとかが、
似たりよったりだったので、もう少し各種族の個性に識別しやすいアクセントをつけても良かったんじゃないか…と感じましたね。

また…
主人公チームに関して言えば、非常にパーティ編成が偏っています。

これは…
誰もが思う事だと思いますが、
15人パーティというのも多すぎるし…
その内の14人が小人というのもあり得ないし…
小人の中の13人がドワーフと言うのも驚きでしたね。

ファンタジー作品において…
種族というモノは、それ自体がキャラクターの個性を体現している事が多い為、ひとつのパーティに同じ種族を沢山カブせるという事はあまりしないのですが、
トールキンという人は『指輪物語』においても、9人パーティ中5人が小人…という荒技を繰り出しているので、そういう癖があるのでしょう(その辺りも私には合わない所ですね…)。
その為…
映画では、一目で各キャラクターがわかるように13人のドワーフ達に、小道具や雰囲気、身体的な特徴等の様々な個性が与えられていました。

基本的に…
“頑固で髭面の老人”という定型的なイメージで括られがちなドワーフに、13パターンも特徴を盛り込むのは大変だったと察しますが、“イケメンドワーフ”については、『一寸と違うんじゃないかな?』と首を捻ってしまいます。

それでも…
ハゲ頭に刺青のデンジャラスな古強者とか…
理知的な白髪白髯の翁とか…
補聴器付きのジジイとか…
手癖の悪いのとか…
太っちょの大食漢とか…
頭に斧の破片が刺さっており、言語不明瞭なヤツ(おいおい…)とか…
バラエティに富んだ賑やかな面々は魅力的で、彼等の個性が爆発する冒頭のバキンス家での大宴会のシーンは、私が本作で一番好きな場面だったりします。

他に…
安定の“灰色のガンダルフ”を筆頭に、ゴラムやエルロンド、ガラドリエルにサルマン等のお馴染みの面々は懐かしく…
新顔のウサギのソリで森の中を駆け回るファンキーじいちゃん“茶色のラダガスト”(凄い好き…)も良い感じで、物語を彩っていました。


ただ…
先にも述べた通り、この作品は3部構成ですから、非常に中途半端な所で終わります。

こういうやり方は…
私はあまり好きでは無いのですが、非常に先が気になりますね。

邪竜スマウグの…
大暴れを楽しみに、次回作の公開を心待ちにしたいと思います。

久々に…
テーブルトークのRPGがしたくなりましたね。



評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
続編期待度☆☆☆☆☆
数あるクリーチャーの中でも、スマウグは別格としても“魔狼ライダーズ”を率いるオークの大将“穢れのアゾク”は、なかなかカッコ良かった…特に狼に跨がり、主人公達を追い詰める姿は素敵やわぁ…度☆☆☆☆☆
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COMMENT :
無題
ドワーフ最高!
ていうか、TRPG、もはや懐かしいと言っても良いくらい遠ざかっとりますなぁ。
近々どうにかして転がそう!
サム 2013/01/08(Tue)12:43:21 編集
COMMENT :
ドワーフ好きの…
サムさんには、たまらん内容じゃないですか?
ドワーフの外見的なバリエーションの参考にもなりますし…。

しかし…
我々がサイコロを振らなくなって結構たちますね。
今年こそはセッションをしたいものです。
デスタイガー 2013/01/08(Tue)18:35:51 編集
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