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視聴日 2010年5月8日
演奏技術の…
レベルについては、正直よくわかりませんでしたが、映画としては大変面白い作品でした。
本作は…
クラシック門外漢の私でも充分楽しめる良作でしたね…。
この作品を…
監督したのは、ルーマニア出身のラデュ・ミヘイレアニュ氏(舌を噛んじゃいそうですね…)。
彼は…
ユダヤ系の移民で、人種問題についての作品を幾つか手掛けているようです(パンフレットにはそう書いてありました…)。
本作でも…
監督は、旧ソビエトのユダヤ人問題を扱っているのですが、その要素を巧く物語に組み込んでいる為、人種問題を扱った作品特有の押し付けががましさが少なくて好感が持てましたね。
物語は…
モスクワ・ボリショイ劇場の清掃員アンドレイが、
パリの一流劇場からきたボリショイ管弦楽団宛の出演依頼のファックスを劇場の事務所から盗みとった事に端を発します。
アンドレイは…
今ではしがない清掃員に過ぎませんが、30年前の旧ソビエト時代には、世界に名を知られた天才指揮者でした。
ところが…
ブレジネフ政権のユダヤ人排斥で、楽団員がクビになるのを庇おうとした為、彼は失脚してしまいます。
政治的な理由で…
愛する音楽の世界から干されてしまい、全く畑違いで不本意な仕事に就かざるをえなかったアンドレイ…
彼にとって件のファックスは、人生一発逆転の切り札になりうる秘密兵器と言えました。
彼は…
自分の昔の仲間達を集めてボリショイ楽団になりすまし、パリの劇場でコンサートをしようと企てます。
彼と同様に…
音楽の世界から干されていた仲間達は、一部の例外を除き、アンドレイの楽団に加わり、花の都パリへと向かうのですが…
と、いうのが本作の内容ですね。
しかし…
彼等、ニセ・ボリショイ楽団に立ち塞がる難関は、尋常なモノではありません。
何しろ…
彼等には、
楽器も無いし…
パスポートも無いし…
練習しようとしても、自由過ぎる仲間達はリハーサルをすっぽかすし…
仲間のユダヤ人達は、パリに入るや否や妙な商売を始めて行方不明になるし…
もう、目茶苦茶です(笑)
そんな…
破天荒な彼等が、30年の時を超えて、果たしてマトモな演奏をパリっ子達の前で、御披露できるのか…
この辺りが、本作のコメディ(あるいはファンタジーかな…)としてのヤマ場と言えるでしょうね。
その他…
この作品には、シリアスなメロドラマとしてのヤマ場が存在します。
アンドレイは…
このコンサートを開催するにあたって、
演目に“チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲”を必ず入れる事…
そして、その際のヴァイオリン奏者はアンヌ・マリーという天才少女奏者に限る事…
の2点に異常なまでの拘りを見せました。
何故なら…
この2つの事柄は、
彼の30年来の心のわだかまりを溶かす為に必要不可欠な条件だったからです。
この2つの…
謎とその解明があればこそ、本作は“大河メロドラマ”の冠を戴くに相応しい作品となる訳ですね。
その上で…
作中における全ての問題の解決を“チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲”の演奏の成功に託している所があり、その辺が非常に面白く感じました。
実際の…
演奏場面も、私のような門外漢が退屈しないように色々と工夫してくれており、
個人的には、その配慮に大変救われました(笑)
音楽的な素養があったり…
歴史的な知識があったり…
した方が、もっと面白く観賞出来るでしょうが、何の知識が無くてもイケると思います。
普通に良い映画ですね。
評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
音楽度 ☆☆☆☆☆
主人公の元指揮者がアル中だけに非常に情緒不安定…今強気だったと思うと、次の瞬間に弱音をはく…その度に親友である“巨漢で髭のチェロ奏者”や“元指揮者の嫁はん”がフォローを入れて立ち直らせてくれる…やっぱり、持つべきものは頼れる仲間やね…度☆☆☆☆☆
演奏技術の…
レベルについては、正直よくわかりませんでしたが、映画としては大変面白い作品でした。
本作は…
クラシック門外漢の私でも充分楽しめる良作でしたね…。
この作品を…
監督したのは、ルーマニア出身のラデュ・ミヘイレアニュ氏(舌を噛んじゃいそうですね…)。
彼は…
ユダヤ系の移民で、人種問題についての作品を幾つか手掛けているようです(パンフレットにはそう書いてありました…)。
本作でも…
監督は、旧ソビエトのユダヤ人問題を扱っているのですが、その要素を巧く物語に組み込んでいる為、人種問題を扱った作品特有の押し付けががましさが少なくて好感が持てましたね。
物語は…
モスクワ・ボリショイ劇場の清掃員アンドレイが、
パリの一流劇場からきたボリショイ管弦楽団宛の出演依頼のファックスを劇場の事務所から盗みとった事に端を発します。
アンドレイは…
今ではしがない清掃員に過ぎませんが、30年前の旧ソビエト時代には、世界に名を知られた天才指揮者でした。
ところが…
ブレジネフ政権のユダヤ人排斥で、楽団員がクビになるのを庇おうとした為、彼は失脚してしまいます。
政治的な理由で…
愛する音楽の世界から干されてしまい、全く畑違いで不本意な仕事に就かざるをえなかったアンドレイ…
彼にとって件のファックスは、人生一発逆転の切り札になりうる秘密兵器と言えました。
彼は…
自分の昔の仲間達を集めてボリショイ楽団になりすまし、パリの劇場でコンサートをしようと企てます。
彼と同様に…
音楽の世界から干されていた仲間達は、一部の例外を除き、アンドレイの楽団に加わり、花の都パリへと向かうのですが…
と、いうのが本作の内容ですね。
しかし…
彼等、ニセ・ボリショイ楽団に立ち塞がる難関は、尋常なモノではありません。
何しろ…
彼等には、
楽器も無いし…
パスポートも無いし…
練習しようとしても、自由過ぎる仲間達はリハーサルをすっぽかすし…
仲間のユダヤ人達は、パリに入るや否や妙な商売を始めて行方不明になるし…
もう、目茶苦茶です(笑)
そんな…
破天荒な彼等が、30年の時を超えて、果たしてマトモな演奏をパリっ子達の前で、御披露できるのか…
この辺りが、本作のコメディ(あるいはファンタジーかな…)としてのヤマ場と言えるでしょうね。
その他…
この作品には、シリアスなメロドラマとしてのヤマ場が存在します。
アンドレイは…
このコンサートを開催するにあたって、
演目に“チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲”を必ず入れる事…
そして、その際のヴァイオリン奏者はアンヌ・マリーという天才少女奏者に限る事…
の2点に異常なまでの拘りを見せました。
何故なら…
この2つの事柄は、
彼の30年来の心のわだかまりを溶かす為に必要不可欠な条件だったからです。
この2つの…
謎とその解明があればこそ、本作は“大河メロドラマ”の冠を戴くに相応しい作品となる訳ですね。
その上で…
作中における全ての問題の解決を“チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲”の演奏の成功に託している所があり、その辺が非常に面白く感じました。
実際の…
演奏場面も、私のような門外漢が退屈しないように色々と工夫してくれており、
個人的には、その配慮に大変救われました(笑)
音楽的な素養があったり…
歴史的な知識があったり…
した方が、もっと面白く観賞出来るでしょうが、何の知識が無くてもイケると思います。
普通に良い映画ですね。
評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
音楽度 ☆☆☆☆☆
主人公の元指揮者がアル中だけに非常に情緒不安定…今強気だったと思うと、次の瞬間に弱音をはく…その度に親友である“巨漢で髭のチェロ奏者”や“元指揮者の嫁はん”がフォローを入れて立ち直らせてくれる…やっぱり、持つべきものは頼れる仲間やね…度☆☆☆☆☆
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