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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2009年5月16日


最初は…
『またクソ映画か…。』と言う気持ちで見ていましたが、見終わってみると、それほど嫌いなタイプの作品ではありませんでした。

ただし…
だからと言って、この作品が“褒められた映画”であるかどうかは意見の別れる所でしょう…。

そういう意味で…
この作品は、非常に微妙なテイストを持っています。


物語は…
少年時代の重大な悪事を旧友に“小説”と言う形で暴露されそうになったホストが、幼馴染みの警察官や2人の愛人と結託し、その旧友の殺害を試みるのだが、男は何度殺してもその度に以前よりも元気になって蘇ってくる…
…というサスペンスともホラーともつかない緊迫した内容になっています。

ただ…
私のこのストーリー解説を読んで、今あなたが脳内に思い浮かべているようなシーンは一切出てきません(笑)

この作品は…
恐怖(ある意味怖いかも…)であるとか…
シリアス(登場人物は愚かな設定が許しうる範囲内では真剣でしたが…)であるとか…
そう言うものとは、全く無縁の映画です。

むしろ…
無駄にハイテンションで、シュールなブラックコメディという形容が正鵠を射ていると思いますね。


ですから…
作品の冒頭から、
馬鹿馬鹿しいまでのテンションであるとか…
悪ノリ的な、ふざけたテンポであるとか…
に、いささか閉口させられてしまいました。

加えて…
ビジュアル的に奇抜な映像を狙っているせいか、しばらくケバケバしいシーンが続き、視覚的にも辛い時間が訪れます。

これらの…
いわゆる通過儀礼(笑)に対応できない人は、多分この作品の鑑賞に向きません。

それらを…
乗り越えた者達だけに、初めて笑える間があり、感情移入できるキャラクターが存在します。

故に…
素に戻って冷静に見てしまう…と言うのは、この作品の御法度ですね(笑)


恐らく…
最近流行りの“役者のテンションで物語を引っ張ってゆく舞台風の映画”が好きな人ならば、易々と楽しめる作品だと思います(原作は舞台ですしね…)。

私は…
嫌いじゃ無いですね。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
キワモノ度☆☆☆☆☆
最後にエンドロールを見ていたら、作中で確認できなかった嶋田久作の名前が…あの何処に居たって存在感を発揮する凶悪な御面相をどうやって見逃したのかショックだった…『木を隠すなら森の中』とはよく言ったもの…『キワモノを隠すならキワモノの中』なんだな…度☆☆☆☆☆
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視聴日 2009年5月10日


まあ…
電王もこれで最後と言う事で、劇場版を見て来た訳ですが…
タイトルが異常になげえよ(笑)

おまけに…
ひとつ前の“電王”の映画を見ていない上に、テレビ版“ディケイド”もノーチェックでありましたから、いざ鑑賞となっても、実に色々な事がよくわかりませんでした(笑)
まさにアウェイ状態です!

ですから私には…
良太郎が子供になっている理由も…
角が短く青い“モモタロス”の正体も…
予想外に可愛い“ディケイド”のヒロインの事も…
全てが初御目見えで全くわかりませんでした。
その辺りは、逆に非常に新鮮でしたね。


作品の性質上…
レイトショー上映がありませんでしたので、仕方無く日曜の昼間に見に行ったのですが…
正直、非常に気が引けました。

当然の如く…
会場は、子連れ天国でしたから、私にとって大変に居づらい雰囲気です。
そんな意味でも、この作品は、私にとってアウェイだった訳ですね。

でも…
私の右隣には私を二回りほど肥えさせたようなデブが…
左隣には“おたくカップル”が…
悠然と腰かけておりましたので、何だかその一角だけが、邪気に満ちた異空間の如き雰囲気をかもしだしていました。

まあ…
その方が、私にとって居心地は良かったんですけどね(笑)


さて…
肝心の映画の内容ですが、一言で言ってしまうならば“お祭り騒ぎ”です。

長所も…
そして短所も、登場人物が多くて、ゴチャゴチャしている所にあると感じました。

この…
ワイワイとした賑やかな雰囲気こそが“電王”シリーズ最大の魅力と言えるのですが、戦闘シーンになると、その辺りが逆に足枷になってしまっており、これが“電王”の“ヒーローもの”としての限界になっています。

要するに…
クリアしなければならない雑多な“御約束”や“登場させるべきキャラクター達”が多すぎて、折角のバトルシーンが煩雑で迫力の無いモノになってしまっている訳ですね…。
“電王シリーズ”は好きだったので、この辺りは一寸残念でした。


しかし…
敵役に関してだけ言うと、今回は大アタリで、柳沢慎吾ちゃんと篠井英介大先生が金角・銀角を思わせる“鬼の兄弟”を格好良く演じていて、結構はまり役でした。

ただ…
彼等が“仮面ライダー・シルドラ&ゴルドラ”と言う悪のライダーに変身する必然性が全く無く、もっと鬼っぽいデザインと設定で押してくれた方が作品に一貫性があって良かったように思います。

個人的には…
慎吾ちゃんが、死に際に『アバヨ…』と呟いてから果てると言う“御約束”をきちんと果たしてくれたのが、凄く嬉しかったですね(笑)


まあ…
“愛少女ポリアンナ”のように“よかったさがし”をしながら見た方が、精神衛生上良い作品ではありましたが、別に嫌いな映画では無いです。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
御約束度 ☆☆☆☆☆
意外にも今回は、敵のボスである鬼のクチヒコ・ミミヒコ兄弟がアタリだった…しかし、全劇場版のボスで一番存在感があったのは、渡辺アニキが演じた“仮面ライダー牙王”だったなあ…あれは格好良かったゼ…度☆☆☆☆☆
視聴日 2009年4月31日


渋い…
まさに、いぶし銀!
この作品は、正しく男の映画でしたね…。

クリント・イーストウッド最後の主演作と噂される本作は、大変味わい深い名作に仕上がっていました。

古き良き…
“ヤンキーの頑固爺”をイーストウッドが滅茶苦茶カッコ良く演じています。
老いぼれた所を含めて、スクリーンでの彼の在り方は素晴らしかったですね。


物語は…
妻に先立たれ、家族に煙たがられている傍迷惑な“ヤンキーの頑固爺”ウォルト・コワルスキーが…
近所に越してきた異民族の家族(特にそこの姉弟…)との交流をきっかけに…
かつての誇りを取り戻し、その晩年を全うするという構成になっています。

老いぼれたウォルトと古いアメ車“グラントリノ”を重ね合わせている点と…
ウォルトと交流する異民族が、ベトナム戦争時にアメリカに加担した為、祖国を追われる羽目となった“モン族”であると言う点が、キモと言えばキモですね。


しかし…
存命の俳優さんで、こういう役柄を主演で演じる事が出来るのは、このクリント・イーストウッドぐらいではないでしょうか?(脇役ならいるかもしれませんが…)
まったく、良い老け方をされたものだと思います。

彼の演じる…
ウォルト・コワルスキーという偏屈な爺さんの人格、行動、彼の引き起こした事件、そしてその事件に対する解決法…等は、その時々での最善であったかどうかは甚だ疑問です。

むしろ…
客観的に見るなら、穴だらけで短絡的な行動や作戦とさえ言えるかもしれませんし、その軽率な動きが被害を拡大した感も否めません…。

しかし…
ウォルトという人は、何か事が起きた際に、誰か他の人間に頼るのでは無く、その時に彼が持ちうるカードの中で、彼が最強と信じる札を使って解決を図る人物であるという事は、劇中で何度となく示されていました。

そして…
それは、彼の経験から生み出された方法論であり、揺らぐ事の無い、ウォルトの信念でした。
その為、私は彼の取る手段の荒っぽさに若干、眉をひそめつつも、その行動のひとつひとつに納得する事ができたのです。

だからこそ…
結果的に、彼が引き起こしてしまった悲劇に対する彼の苦悩にも素直に共感する事が出来ましたし…
クライマックスにおける彼の行動も、十分理解する事が出来ました。


基本的に…
この作品は骨っぽく、男臭い映画ですから好き嫌いはあると思いますが、私は大好きです。

ウォルト・コワルスキーの性格を…
“一本芯の通った男気”と見るか、“頑迷”と見るか…で評価が異なるかもしれません。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
男の美学 ☆☆☆☆☆
クライマックスの決戦の前に、ウォルトが風呂に入り、床屋に行き、一張羅を仕立て直して身支度を整えてから出発する所が素晴らしくイイ…これこそ男のダンディズムってヤツだぜ…度☆☆☆☆☆
視聴日 2009年4月24日


35歳のおっさんの感想としては…

例え“おっぱい”がかかっていたとしても!
例え、私があと20歳若かったとしても!
私は、あそこまで頑張れないし、頑張りはしません(笑)

そして…
あそこまで頑張る事の出来る者達を普通、ダメ人間とは呼ばないでしょう!


一寸…
否定的な独白から始まりましたが、実際の所、この作品は私的に結構好きなタイプのモノでしたね。

私は…
基本的に純粋なスポコンという奴が苦手です。

と、いうか…
“スポーツに打ち込む”とか、
“スポーツが上手くなる為に努力する”とかいう感覚が全く理解できんのですな(笑)

まさに…
“ナチュラル・ボーン・文系”な訳です。

だから…
この程度の若干、茶化しの入った“ぬるま湯なんちゃってスポコン”ぐらいの作品が丁度、座りが良かった…という訳ですね。


物語は…
新任女教師のオッパイを見る為にリビドー丸出しの少年達がバレーを頑張る…と言う、シンプルかつ馬鹿馬鹿しいもので…

もはや…
芸術的というぐらい“ベタにベタを重ねる所”も…
“鑑賞後に何も残らない清々しさ”も…
何だかすごく気に入っています。


総合的、客観的に見て…
全くたいした映画じゃないように思うのに、何だか捨てがたい魅力を持った作品でした。

きっと…
今日の私の精神状態に余程マッチしていたのでしょうなあ…。
これは、そんな映画でしたね…。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
懐メロ度 ☆☆☆☆
どうでもいいけど、タイトルがやっぱり恥ずかしいぞ!チケットを買う時、受付のお姉さんに『おっぱいバレー1枚』って言わなきゃならないのは、どんな羞恥プレイだよ!…全く、癖になったらどうしてくれるんだ(笑)…度☆☆☆☆☆
視聴日 2009年4月15日


流石は超大作!
それが、鑑賞後の率直な感想ですな…。


最初の方こそ…
前編の粗筋や戦までの紆余曲折、人間ドラマ等が大量に盛り込まれており、正直…やや“かったるい”印象を受けましたが、トータルで見るとスケールの大きな、なかなかの作品でしたね。

この規模の…
こんな映画は、なかなか撮れるもんじゃありませんよ!
好き嫌いは別にして、たまにはこういう金のかかった大作を見るのも悪くはありません。

私は…
それほど好きじゃなかったけれども(笑)、それなりに感銘を受けましたしね…。


物語は…
『三國志』の中でも屈指の名場面である“赤壁の戦い”を主題にしています。

従来の…
『三國志』と異なり、孫権率いる呉軍贔屓の視点が珍しいというか…?
今時っぽいというか…?
特に、周瑜に対しての入れ込み様は、少し度が過ぎる感がありました。

後…
劉備軍の扱いの悪さも非常に作為的でした。
まあこれは、呉軍をメインに描いた場合、当たり前の展開ではあると思いますから、この指摘はお門違いなのかもしれませんね。


この作品が…
ジョン・ウー監督の手によるものである以上…
最大の見せ場は、前編に引き続いてバトルシーンである事は言うまでもありません!

前作は…
武将個人の武勇にスポットがあたっていましたが、今回は“軍隊VS軍隊”の集団戦闘に力が入っており、かなり見応えがありました。

ジョン・ウー監督も…
後編でこの大戦争をじっくりと描きたいと考えたからこそ、前編で関羽・張飛・趙雲をはじめとする超絶の武人達が繰り広げる華々しい戦闘シーンを予め描いておく必要があったのかもしれません。

そして…
それが監督の狙いであるならば、概ね成功していると私は思いましたね…。


しかし…
これだけ“イケイケドンドン”血みどろの大闘争を繰り広げておいて、最後の最後に反戦的な台詞でシメるのは如何なものでしょう?
何だか、とってつけたような虚ろな印象を受け、強い違和感を感じました。


そのあたりが…
この作品を評価しながらも、あんまり好きになれない原因なのかもしれませんね…。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
合戦シーン☆☆☆☆
今回は、なるだけ女優さんに惚れないでおこう…と思って見ていたのに、やっぱり小喬さんに惚れてしまった…『御前は美人なら誰でもええんか?』と詰られそうだが、全くその通りで面目次第も無い…度☆☆☆☆☆
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