忍者ブログ
http://4cdtiger.blog.shinobi.jp/
ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
[100]  [99]  [98]  [97]  [96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91]  [90
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

視聴日 2009年5月16日


最初は…
『またクソ映画か…。』と言う気持ちで見ていましたが、見終わってみると、それほど嫌いなタイプの作品ではありませんでした。

ただし…
だからと言って、この作品が“褒められた映画”であるかどうかは意見の別れる所でしょう…。

そういう意味で…
この作品は、非常に微妙なテイストを持っています。


物語は…
少年時代の重大な悪事を旧友に“小説”と言う形で暴露されそうになったホストが、幼馴染みの警察官や2人の愛人と結託し、その旧友の殺害を試みるのだが、男は何度殺してもその度に以前よりも元気になって蘇ってくる…
…というサスペンスともホラーともつかない緊迫した内容になっています。

ただ…
私のこのストーリー解説を読んで、今あなたが脳内に思い浮かべているようなシーンは一切出てきません(笑)

この作品は…
恐怖(ある意味怖いかも…)であるとか…
シリアス(登場人物は愚かな設定が許しうる範囲内では真剣でしたが…)であるとか…
そう言うものとは、全く無縁の映画です。

むしろ…
無駄にハイテンションで、シュールなブラックコメディという形容が正鵠を射ていると思いますね。


ですから…
作品の冒頭から、
馬鹿馬鹿しいまでのテンションであるとか…
悪ノリ的な、ふざけたテンポであるとか…
に、いささか閉口させられてしまいました。

加えて…
ビジュアル的に奇抜な映像を狙っているせいか、しばらくケバケバしいシーンが続き、視覚的にも辛い時間が訪れます。

これらの…
いわゆる通過儀礼(笑)に対応できない人は、多分この作品の鑑賞に向きません。

それらを…
乗り越えた者達だけに、初めて笑える間があり、感情移入できるキャラクターが存在します。

故に…
素に戻って冷静に見てしまう…と言うのは、この作品の御法度ですね(笑)


恐らく…
最近流行りの“役者のテンションで物語を引っ張ってゆく舞台風の映画”が好きな人ならば、易々と楽しめる作品だと思います(原作は舞台ですしね…)。

私は…
嫌いじゃ無いですね。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
キワモノ度☆☆☆☆☆
最後にエンドロールを見ていたら、作中で確認できなかった嶋田久作の名前が…あの何処に居たって存在感を発揮する凶悪な御面相をどうやって見逃したのかショックだった…『木を隠すなら森の中』とはよく言ったもの…『キワモノを隠すならキワモノの中』なんだな…度☆☆☆☆☆
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
デスタイガー
性別:
男性
最新CM
[01/08 デスタイガー]
[01/08 サム]
[06/04 デスタイガー]
[06/02 サム]
[06/30 デスタイガー]
最新TB
ブログ内検索
カテゴリー
カウンター
バーコード
アクセス解析
忍者ブログ × [PR]
Produced by Samurai Factory Inc.