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視聴日 2008年6月21日
久々に重たい映画を見たという感じでしたね…。
刑務官である主人公(小林薫が好演…)が、死刑執行時の“受刑者の押さえ役”に志願した事と引き換えに得た休暇は、彼に何をもたらしたのか…と言うのがこの作品の大まかなストーリーです。
非常に骨太なテーマを淡々と見せるこの映画は、非常に見応えのある名作と言っても過言では無いでしょう。
よく“ジェットコースタームービー”なんて言葉を耳にしますが、さしずめこの作品は“急流すべりムービー”と言った所でしょうか?
刑務所内の日常を主人公の日々の生活を挟みながら淡々と描く前半部分は、急流すべりで丸太船が緩やかに園内のコースを回っている時を彷彿とさせ、やがて来るカタルシスに向けて、観客のフラストレーションを徐々に蓄積してゆきます。
この作品の場合、急流を下る“開放の瞬間”は、言うまでも無く死刑執行の瞬間になるのですが、その直前にあるキリキリと胃が痛むような緊張感は、急流すべりで丸太船がカタンカタンと音をたてて、滝の最上段に運ばれる様子に酷似しています。
そして、予定調和的に訪れるクライマックス!
これがまた急流すべりと同じで誠に呆気ないんです(笑)
しかし、呆気ないんだけれど、何か“洗っても洗っても取れないぬめり”の様なものが、いつまでも心に残る…。
ワンポイントの衝撃を非常に上手く生かした秀逸な一本と言えますね。
配役も私好みで主演の小林薫は言うに及ばず、受刑者役の西島秀俊、主人公の結婚相手でシングルマザー役の大塚寧々等、役者達の抑え気味の演技が素晴らしかったと思います。
非常に重たいし、愉快な作品では無いのですが、個人的にはオススメですね。
評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
淡々度 ☆☆☆☆☆
それにしても、小林薫の演技の幅には驚かされる『歓喜の歌』での“どこか憎めないコミカルな管理職”にせよ、今回の“己の感情を上手く出せない生真面目で不器用な刑務官”にせよ、非常に上手くこなしてしまう。『お見事。』と言う他無い!度☆☆☆☆☆
久々に重たい映画を見たという感じでしたね…。
刑務官である主人公(小林薫が好演…)が、死刑執行時の“受刑者の押さえ役”に志願した事と引き換えに得た休暇は、彼に何をもたらしたのか…と言うのがこの作品の大まかなストーリーです。
非常に骨太なテーマを淡々と見せるこの映画は、非常に見応えのある名作と言っても過言では無いでしょう。
よく“ジェットコースタームービー”なんて言葉を耳にしますが、さしずめこの作品は“急流すべりムービー”と言った所でしょうか?
刑務所内の日常を主人公の日々の生活を挟みながら淡々と描く前半部分は、急流すべりで丸太船が緩やかに園内のコースを回っている時を彷彿とさせ、やがて来るカタルシスに向けて、観客のフラストレーションを徐々に蓄積してゆきます。
この作品の場合、急流を下る“開放の瞬間”は、言うまでも無く死刑執行の瞬間になるのですが、その直前にあるキリキリと胃が痛むような緊張感は、急流すべりで丸太船がカタンカタンと音をたてて、滝の最上段に運ばれる様子に酷似しています。
そして、予定調和的に訪れるクライマックス!
これがまた急流すべりと同じで誠に呆気ないんです(笑)
しかし、呆気ないんだけれど、何か“洗っても洗っても取れないぬめり”の様なものが、いつまでも心に残る…。
ワンポイントの衝撃を非常に上手く生かした秀逸な一本と言えますね。
配役も私好みで主演の小林薫は言うに及ばず、受刑者役の西島秀俊、主人公の結婚相手でシングルマザー役の大塚寧々等、役者達の抑え気味の演技が素晴らしかったと思います。
非常に重たいし、愉快な作品では無いのですが、個人的にはオススメですね。
評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
淡々度 ☆☆☆☆☆
それにしても、小林薫の演技の幅には驚かされる『歓喜の歌』での“どこか憎めないコミカルな管理職”にせよ、今回の“己の感情を上手く出せない生真面目で不器用な刑務官”にせよ、非常に上手くこなしてしまう。『お見事。』と言う他無い!度☆☆☆☆☆
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