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視聴日 2008年11月15日
この作品のタイトルを見た友人が一言…
『君と過ごした学生時代を思い出したよ。』
とのたまった。
一体、どう言う意味やねん!
…珍しく小噺調(笑)で始まった『デスタイガーの無責任映画放談』ですが、内容は何時もと変わらない映画感想文ですから御安心下さい…。
物語は…
とある小学校で(モデルになったのは大阪府能勢にある小学校だそうです…)、新任教師が行った“学校で豚を飼って、その豚が育ったら皆で食べる”と言う、風変わりな特別授業が巻き起こした、一連の騒動とその豚の処遇を巡る子供達の葛藤…を描いています。
ラスト部分の台本が白紙で、最終的な結末は子役達が劇中で行うディスカッションの結果により決定されるというのが、ミソと言えばミソですね(パンフレットを見るまで、その辺のギミックには気付きませんでしたけど…)。
この作品は…
『生き物が生きる為に他の生き物を殺す…。』
と言う、ヒトがモノを食べる生物である以上、全ての人間が宿命的に避けて通れない“業”をテーマとしています。
ですから…
“獣肉大好き”の私としては“見に行く必要がある作品”だという認識が元々ありました。
加えて…
映画を見る直前に、私は『僕は猟師になった』という“京大生から紆余曲折の末、猟師になった青年”のエッセイ(結構、面白かったです…)を読んでいたので、鑑賞にあたってのモチベーションは更に増していた訳です…。
本来…
この作品が問うているテーマについては、私の中で既に結論が出ている為(“基本的に獣の肉を食べると言う行為は、その生き物を殺す事とほぼ同義であるのだから、食べる事に前提にした獣の屠殺について『可哀想』だの『気持ち悪い』だのと言う者は、厳しい言い方を敢えてするなら、獣肉を食べる資格の無い人間だと思う…現在は食肉を得るために自分で獣を殺害する必要は無いし、その現場が我々の目に触れる事もほとんど無い時代ではあるが、それだからこそ我々は『その事実』について常に自覚するべきである…加えるに、食べる為とはいえ、その命を奪った生き物に対して我々は『償う』術を一切持たないのだから、我々に出来る事は、彼等に『感謝』する事だけである…。”と言うのが、私の結論ですね…。)、鑑賞後に考えがブレる事はありませんでした。
ただ…
大人が発言していたなら、ひどく腹立たしいと思われる『Pちゃん(豚の名前です…)を殺すのは可哀想…。』的な意見も、一年間Pちゃんの世話をしてきた小学生達が発した言葉だと考えるなら、理解できましたね。
要するに…
子供達のPちゃんに対する認識が“食肉”から“ペット”に転じてしまった訳でしょう…。
こうなってしまうと、元々のテーマが『愛玩動物を食べるか否か?』という議論にすり変わってしまいますので、結論が出にくくなってしまいます。
実際…
劇中の学級会における“Pちゃんを『殺す』『殺さない』についての話し合い”は、終始平行線で全く進展せず、私はすっかり消耗させられてしまいました…。
しかし…
その辺りを含めて、色々と考えさせてくれた作品ではありましたね。
そんな訳で…
この映画は、なかなか面白いテーマを扱っていると思います。
個人的には結構オススメですね…。
評価(☆5MAX)
ストーリー ☆☆☆☆
考えさせられ度☆☆☆☆☆メインキャストで田畑智子が出演していたけれど、やはり良い! 別に映画とは全く関係ないけれど、秋の日だまりの中で、彼女と縁側に腰かけてお茶でも飲めたら和むだろうなあ…度☆☆☆☆☆
この作品のタイトルを見た友人が一言…
『君と過ごした学生時代を思い出したよ。』
とのたまった。
一体、どう言う意味やねん!
…珍しく小噺調(笑)で始まった『デスタイガーの無責任映画放談』ですが、内容は何時もと変わらない映画感想文ですから御安心下さい…。
物語は…
とある小学校で(モデルになったのは大阪府能勢にある小学校だそうです…)、新任教師が行った“学校で豚を飼って、その豚が育ったら皆で食べる”と言う、風変わりな特別授業が巻き起こした、一連の騒動とその豚の処遇を巡る子供達の葛藤…を描いています。
ラスト部分の台本が白紙で、最終的な結末は子役達が劇中で行うディスカッションの結果により決定されるというのが、ミソと言えばミソですね(パンフレットを見るまで、その辺のギミックには気付きませんでしたけど…)。
この作品は…
『生き物が生きる為に他の生き物を殺す…。』
と言う、ヒトがモノを食べる生物である以上、全ての人間が宿命的に避けて通れない“業”をテーマとしています。
ですから…
“獣肉大好き”の私としては“見に行く必要がある作品”だという認識が元々ありました。
加えて…
映画を見る直前に、私は『僕は猟師になった』という“京大生から紆余曲折の末、猟師になった青年”のエッセイ(結構、面白かったです…)を読んでいたので、鑑賞にあたってのモチベーションは更に増していた訳です…。
本来…
この作品が問うているテーマについては、私の中で既に結論が出ている為(“基本的に獣の肉を食べると言う行為は、その生き物を殺す事とほぼ同義であるのだから、食べる事に前提にした獣の屠殺について『可哀想』だの『気持ち悪い』だのと言う者は、厳しい言い方を敢えてするなら、獣肉を食べる資格の無い人間だと思う…現在は食肉を得るために自分で獣を殺害する必要は無いし、その現場が我々の目に触れる事もほとんど無い時代ではあるが、それだからこそ我々は『その事実』について常に自覚するべきである…加えるに、食べる為とはいえ、その命を奪った生き物に対して我々は『償う』術を一切持たないのだから、我々に出来る事は、彼等に『感謝』する事だけである…。”と言うのが、私の結論ですね…。)、鑑賞後に考えがブレる事はありませんでした。
ただ…
大人が発言していたなら、ひどく腹立たしいと思われる『Pちゃん(豚の名前です…)を殺すのは可哀想…。』的な意見も、一年間Pちゃんの世話をしてきた小学生達が発した言葉だと考えるなら、理解できましたね。
要するに…
子供達のPちゃんに対する認識が“食肉”から“ペット”に転じてしまった訳でしょう…。
こうなってしまうと、元々のテーマが『愛玩動物を食べるか否か?』という議論にすり変わってしまいますので、結論が出にくくなってしまいます。
実際…
劇中の学級会における“Pちゃんを『殺す』『殺さない』についての話し合い”は、終始平行線で全く進展せず、私はすっかり消耗させられてしまいました…。
しかし…
その辺りを含めて、色々と考えさせてくれた作品ではありましたね。
そんな訳で…
この映画は、なかなか面白いテーマを扱っていると思います。
個人的には結構オススメですね…。
評価(☆5MAX)
ストーリー ☆☆☆☆
考えさせられ度☆☆☆☆☆メインキャストで田畑智子が出演していたけれど、やはり良い! 別に映画とは全く関係ないけれど、秋の日だまりの中で、彼女と縁側に腰かけてお茶でも飲めたら和むだろうなあ…度☆☆☆☆☆
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