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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2008年9月22日


『下妻物語』も『嫌われ松子の一生』も非常に肌に合った作品でしたから、元々この映画も見に行くつもりではありましたが…
“大王”こと後藤ひろひと氏の舞台が原作だという情報を聞いたのがダメ押しになって、大慌てで劇場に足を運ぶ羽目になりました(笑)

オープニングから“大王”のこってりした御尊顔のアップとインチキ外国語のシャウトから始まるこの作品は、開始からしばらくは暴走気味のノリが続き、多少戸惑いますが、15分ほど辛抱すれば徐々に馴染んできますので全く問題ありません(個人差はありますが…)。

馴染んできたら、後はもうノンストップでラストまで見られると思います。

物語は…
“誰一人マトモな人がいない病院で、人に心を開かない偏屈な頑固爺が、1日しか記憶がもたない少女(まあ、流行りの設定ですね…)の為に、病院の住人達と協力して、少女が大好きな絵本を劇として上演する”という、一歩間違えると陳腐になりかねない筋書きになっています。

しかし…
これが非常に良く出来ていました!
原作と監督のセンスが良いからなのでしょうが、独特な強いクセを持ちながら、間違いなく“笑って泣ける”名作に仕上がっています。

好みの問題もあるでしょうから、あまり大きな事は言いませんが、少なくとも私は大絶賛ですね。
こういう言い方はあんまり好きじゃないのですが、今年一番の作品と言っても過言では無いと思います…。

キャスト陣もほぼ文句無しで、偏屈爺大貫を演じる役所広司や、パコを演じるアヤカ・ウィルソン(この娘が掛け値無しに愛らしくて上手かったです。まさに“神”です!出来る事なら、私が一緒にベンチに座って絵本を読んであげたかった…)はモチロン素晴らしかったのですが、個人的にミズスマシを演じた山内圭哉さんが一番素敵でしたね。

彼が出てくる場面では、あの独特な芝居に引き込まれてしまいましたし、特に阿部サダヲとのからみは絶妙でした。
久々に『発熱猿人ショー』(山内さん出演のコント番組…)のDVDを見る事になりそうですね(笑)

皆さんの好みに合うかどうかはわかりませんが、試してみる価値のある一本だと思います。
そして、試すのならはじめは劇場がオススメですね。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
キャスト ☆☆☆☆☆
中島監督作品の色彩のイメージって、どこかで見た事あるなぁ…って思っていたんだけど、やっとわかった!レストランの“びっくりドンキー”の店内ディスプレイだったんだ…アレに似てるんだ…度☆☆☆☆☆
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