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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2008年8月23日


オダギリジョー&麻生久美子という『時効警察』コンビに加えて、監督・脚本が岩松了(だから本来は“時効トリオ”と言うべきなんですよね…)だったので、大きな期待を抱いて見に行ったのですが…想像していたのとは、一寸違う感じでしたね…。

物語は…
息子の結婚を切望する新郎の父(原田芳雄)とイケてない新郎(オダギリジョー)、ミステリアスな新婦(麻生久美子)が繰り広げる“彼等の出会い~結婚式に至るまでの慌ただしい数ヶ月”を描いています。

こう書くと、若い2人のドタバタラブコメディを想像しがちですが、実際には“ちょっと妙な父子のドタバタ喜劇”でした。
一見主役の麻生久美子は、ちょっとしたスパイス程度の役割に過ぎません(別にいいんですよ、麻生さんは、いつも通りキレイでしたから…)。

しかし…
私をして『期待外れ!』と言わしめた原因はそんな事ではありません。
『カタルシスに欠ける!』これが一番の原因でした。

最後の瞬間のために、コツコツと丹念に積み上げられたストレスの数々が、ラストになっても殆ど爆発せずに終わってしまったのには、本当に閉口しましたね。

例えるなら“ぷよぷよ”においてフィーリング連鎖を狙って、それらしく“ぷよ”を積み上げたのに、いざひとつ消してみたら、連鎖が全く起こらなかった時のようなもので、見ていて非常にストレスがたまりました。

要するに映画の間に起きたミニイベント達が何ひとつ解決しないわけで、見終わった後の爽快感が殆ど無いわけです。

じゃあ『コメディとして笑えるのか?』と問われたら、これもまた正直、疑問符がつきますね。

少なくとも、メンバーを見て『時効警察』のテイストを期待して見に行った人はガッカリすると思います(よく考えると、失礼な話ですね…『時効警察』のテイストは三木聡監督の世界であって、岩松了監督の世界とは異なる訳ですから…)。

兎に角、私が考えていたのとは、方向性が一寸違うコメディだったわけですね…。

個人的には苦手なタイプの作品でした。
途中から私は、麻生久美子の顔ばかり見ていましたよ(まあ、それはそれで幸せでしたが…)。

物事を必要以上に考え過ぎる人にはオススメの作品…かな?


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
コメディ度☆☆
大竹しのぶの無邪気に人を傷つけてゆく魔女的な演技に戦慄!あんな女に引っ掛かったら面倒なんやろうなあ…度☆☆☆☆☆
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