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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2007年5月20日


だいたいにおいて、原作に強い思い入れがある作品の映像化と言うものは見ない方が良いと相場が決まっています。
何故なら、その人が最初に原作に接した時、彼ののその作品に対する評価はすでに完結しているのですから…。
そのため、彼等の眼には折角の映像化作品も、全くの異物としてしか認識されません。それどころか、それは『原作のイメージを守る為、断固として批判すべき対象。』とさえ言えるのです。
つまり有名な原作を持つ映画というものは、初めから高い知名度という恩恵を受ける替わりに、原作のイメージに振り回されたり、熱烈なファンによる色眼鏡越の評価を受ける宿命にあるわけです。

そう言う意味でこの作品は、なかなか大胆ですね。知名度という点では他に比類無き“鬼太郎”という素材を敢えて実写化したわけですから…。これは、私の覚えている限り『月曜ドラマランド』以来の快挙?と言えるでしょう。
しかも、主演はウエンツ瑛士。面長の鬼太郎というだけで、私には違和感バリバリですよ!
『何をやっても文句が出るのなら、俺達の好きなようにやらせてもらうぜ!』そういう関係者各位の猛々しい意志をビンビンに感じますね。
『これは見極めなくてはなるまい。』何一つ必然性のない使命感を胸に私は劇場に向かいました。

でもって感想ですが…。
不思議な事に『思ってたより良い出来じゃん。』でした。
そりゃね、色々と不満な点はありましたよ。特に『鬼太郎に甘酸っぱいラブシーンが必要か?』という命題はもう少し声高に論議されて然るべきではないかと思いますしね。
それでも不思議な事に、割と見れるんですよコレが。まあ『細かい所に目をつぶれば』ではありますがね…。
これはひょっとしたら、私が最初に想定していたこの作品の予想レベルが低すぎたからにすぎないのかも知れませんが、この高評価は、自分でも少し意外でしたね。

その一因として、配役の妙もあったと思います。
私の見たところ、前半部分のストーリーは大泉洋扮するねずみ男(なかなかにはまり役。変に髭とか歯を付けなくてもボロ布をまとうだけでねずみ男として成立したと思う。)が牽引していましたし、後半の中だるみが怖い場所は、西田敏行の輪入道が引っ張っていたように感じました。
特に輪入道はこの作品中において、私のMVPでしたな。

あとは、最近のこの手の映画ではお馴染みの豪華キャストの無駄使いが凄かったです。これだけ無駄に使われると、逆に何か意図があるのでは?と勘ぐってしまうぐらいの無駄っぷりでしたね(笑)
ただ、小雪が演じていた役は、絶対“美輪明宏”がやるべきだったと思います。普通にいつもの美輪さんが立っているだけで、あのシーンが成立しましたよ!
それだけが唯一のミスキャストでしたね。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
大胆さ  ☆☆☆☆☆
田中麗奈演じる猫娘に妙に生々しいエロさを感じる。オトナの女が、少女が着るような赤い服を着ているのは、極めて不健康かつ、ふしだらな色気が漂い、非常にけしからん!度  ☆☆☆☆☆
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