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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2009年12月12日


例によって…
鈴井貴之監督作品というだけで、この映画を見てきましたが…

基本的に…
私向きでは無い作品でしたね。


登場人物が…
皆、心に屈折を抱えてはいるものの、概ね“まっとう”に生きようと頑張っているので、
何だか、頑張っていない自分を“薄汚く”感じてしまった…というのが、その理由の主な所です(笑)

物語が…
青春の挫折と再生…みたいなテーマであった事も、それに拍車をかける結果になりましたね。

一寸…
私には合わない主題でした。


まあ…
中村獅童が、いつものエキセントリックさを封印して、抑え気味の演技に徹していた事と…
前田亜季が、結構可愛かった事(こんな風に思ったのは初めてです…)が…
収穫と言えば収穫でしたね。


後は…
御約束の大泉洋を筆頭にする“オフィス・キュー”タレント陣の登場(鈴井監督は、この会社の社長さんなんですね…)には、
御約束通り笑わせていただきました。

しかし…
大泉君、言うに事欠いて
『社長につけといて。』
は、無いんでないかい?

他にも…
わかる人にはわかる楽屋ネタがチラチラ散りばめられていましたが、わからなくて流しても問題無い程度の小ネタばかりなので、内輪ウケによる疎外感は少ないと思います。


決して…
明るい物語ではありませんでしたが、好きな人は好きな作品だと思います。

ラストシーンで…
前田亜季の後ろをついてくるモノ…についての処理は、非常に鈴井監督らしくて、私は好きです。



評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
地味さ  ☆☆☆☆☆
“オフィス・キュー”随一の演技派、音尾君の扱いが、外のタレントと別格なのが面白い…しかし、『深夜食堂』の“カツ丼”の回といい、本作といい、最近の音尾君は、めっきりボクサーづいてるよなぁ…度☆☆☆☆☆
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