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視聴日 2010年1月16日


新年一本目(7月にして、ようやく2010年1月視聴の映画に追いつきましたよ!)は、
『アバター』
を見ようかな…と思っていたのですが…
何だかしっくりこなかったので、この作品を見る事にしました(笑)

で、観賞後の感想ですが…
『えっらい地味な映画やなぁ。』
というのが正直な所でしたね。

基本的に
画面は暗いし…
主人公を筆頭に、主要登場人物の台詞は極端に少ないし…

まあ…
異能の天才と評判の板尾創路監督作品ですから、直球の映画ではあるまい…と、覚悟はしていたのですが…
少なくとも本作は、作品自体が、こちらのテンションを引き上げてくれるタイプの映画では無いようです。

そんな訳で…
多少、寝不足気味で観賞に臨んだ私は、
“少しだけ意識を飛ばす”
という不手際をやらかしてしまいました(笑)

もし…
この映画をきっちりと見たい人は、ベストコンディションでの観賞をオススメいたします。


物語は…
板尾創路演じる“鈴木雅之”という囚人が、
驚異的な身体能力と…
奇想天外なアイディアをもって…
脱獄を繰り返す…というのが基本的な筋立てとなっています。

ところが…
鈴木は、幾度も華麗に脱獄を成功させるのですが、脱走後、毎回アッサリと捕まってしまうんですね。

おかげで…
はじめは無銭飲食という微罪で捕まったはずの鈴木は、どんどん警備の厳しい監獄へと移送されてしまい、
その度に彼は、
脱獄→捕縛→投獄
という奇妙なルーティンを繰り返してゆきます。

このような…
不可解な行動を続ける鈴木という男の真意が、一体どこにあるのか…
コレこそが、本作品最大のミステリーであり、一番のキモの部分になる訳ですね。

常に…
無口、無表情を貫く鈴木(基本的に彼には台詞がありません…)が、その事を我々に語る事はありませんが…
鈴木の行動を不審に思い、長年に渡り、彼を“定点観測”し続ける看守長の金村(國村準が渋く好演…)という人物が登場して、
しっかりと観客を真相までリードしてくれているのは、なかなかに親切な作りだと感心しました。


一応…
作品の舞台は“昭和初期の日本”という事になってはいますが、
全編を通じて独特の雰囲気で描かれており、
個性的なフィクションとしての“昭和初期”がしっかりと構築されているのが、なかなか面白かったです。

安易に…
オリジナルのワールドに逃げなかったその姿勢には強い好感すら持ちましたね。


個人的に感じた難点は…
板尾創路氏の作品だけに、
『何処かで何かをかまされるんじゃないか…?』
…という不安感が常にあったという点があげられます。

その為…
ずーっと身構えながら映画を見る羽目になりました(笑)

まあ…
無駄な緊張でしたがね。


私的には…
結構、好きな作品ですが、
良くも悪くも華がありません(笑)

『板尾さんが大好きな人は是非どうぞ!』
という映画かな?



評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
地味度  ☆☆☆☆☆
とんでもない所で、意外な役者さんや芸人さんが登場するから結構、目が離せない…あの人をこう使うのか?とか…この人をここで?という風に一寸、驚かされるキャスティングでした…もう、こうなってくると、段々それがはまり役なのか?ミスキャストなのか?わからなくなってきた…でも、“ぼんちおさむ”の配役は、なかなか怖くてハマってたよな…度☆☆☆☆☆
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