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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2010年1月31日


本日…
一本目の映画は、大自然の極み、『オーシャンズ』でしたが、
2本目は“つくりもん”の極み、『アバター』です。

いやあ…
偶然とは言え、素晴らしい対比ですねぇ(笑)


御近所の…
シネコンにIMAX上映館がありましたから、一寸奮発してソコで観賞をしてきました。

チケットを買う時…
『2200円は痛いかな?』
なんて思ったのですが、見終わってみると
『安かったかもー!』
と、ガラリと考えが変わってしまったのは、現金なものです。

通常版や…
3D版がどんな出来映えなのかは見ていないので解りませんが、無理をしてでもIMAXで見る価値はあると思いましたね。

ただ…
あのメガネに慣れない人は、観賞中に気分が悪くなってしまうみたいで、私の周囲で2人の女性が途中退場(結局、また戻っては来ましたが…)していました。

私も…
序盤は、少々目眩がしましたが慣れてしまうと、どうって事は無かったですね。

あと…
飛び出すのは、画面だけではなく字幕もなので、正直言って非常に読みにくいです。
俳優さんの声に、特別の思い入れが無いのならば、日本語吹き替え版を見た方が無難でしょう。


さて…
いつまでもIMAXの感想ばかり述べていても仕方がありませんから、本編の方に移りたいと思います。

この作品は…
『ターミネーター』や『エイリアン』、『タイタニック』等で有名なジェームス・キャメロン監督の作品です…って、こんな事を改めて紹介せなあかんような監督では無いですな。
“世界的に、有名な大物監督が撮った超話題娯楽大作”…この作品の説明は、これだけで充分でしょう(みんな知ってますしね…)。

本来…
私はこういう、大衆の“最大公約数”を狙った映画は、あまり好きでは無いのですが、この作品は大変良かったですね。


物語の…
構造は大変シンプルで、
“先住民VS侵略者”
の戦いを描いています。

まあ…
西部劇の変形だと思えば間違い無いでしょう(テクノロジーは全然違いますが…)。

侵略側が…
地球人で、被侵略側が異形の宇宙人である…という点を除けば、いささか使い古された感がある設定を軸として物語は展開します。

しかし…
それでも、この作品は大変面白かった!
私以外で見に行った人の誰からも、悪口は聞きませんでしたし、
当の私も終始一貫、映像に引き込まれたままエンドロールを迎えてしまいました。

要するに、
映像の圧倒的な迫力と…
背景世界の丁寧なカキコミによって…
我々の心はガッチリと鷲掴みにされてしまった訳です。


わけても…
惑星パンドラの描写は秀逸で、
大自然の迫力(不思議な鉱物“アンオブタニウム”の力で、空に浮かぶ山“ハレルヤ・マウンテン”は圧巻!)や、
6本脚の馬“ダイアホース”をはじめとする様々なクリーチャー群、
そして、どこかネイティブ・アメリカンを思わせる青い人達“ナヴィ”の文化(食文化のカキコミが弱いのが少し残念でした…)、
等が丹念に描かれています。

それらの…
圧倒的な情報量が、目と耳から叩きつけられるように受容されるのですから、我々としてもある種の感銘を受けざるを得ません。

おそらく…
この大量のカキコミを見せる為に、物語はあえてシンプルにする必要があったのでしょう。

ストーリーの面で…
色々と欲張らなかった事が、この作品のバランスを“いい塩梅”に保っているのだと私には感じられましたね。


惑星パンドラと…
ナヴィ達の文化を丹念に描写する事のメリットがもうひとつあると思います。

この作品は…
先にも述べた通り、異形の宇宙人と地球人が戦うお話ですから、あまりダイレクトな表現ではないものの、ナヴィ達が地球人達を殺すシーンが、結構出てくる訳ですね。

そんな…
殺戮者たる彼等の文化を“地球人”ジェイク・サリーの視点で丹念に描写する事により、
ナヴィは、“エイリアン”や“プレデター”などの機械のように人間を殺戮するモンスターではなく、独自の文化を持つ異星人として我々に認識される事になるのです。

ましてや…
我々観客は、サリーの“徐々にナヴィに感情移入してゆく視点”で映像を見ていますので、当然の事ながらナヴィ達に対して情がわくと言う訳ですね。

そうなってしまったら…
こっちの負けで、気が付けば、地球人が無理矢理に他の文明を侵略しているのだから自業自得や…という方向に誘導されています。

この映画を見た人が…
言う、定番の感想である
『(ナヴィが)最初はグロかったけど、最後には全然気にならなくなった…。』
という言葉がその辺りを象徴していると思います。

これは…
素直に上手い手だと思いましたね。


しかし…
そんな小理屈を省いても、良くできた映像を楽しめる良作だと思います。
そんな意味では、大スクリーンで見るべき映画なんだと思いますね。

ファンタジーや…
SFを理解出来ない人以外には、オススメいたします。

恐らく…
私の今年の映画ランキングトップ5には入るんじゃないでしょうかね?


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
背景世界 ☆☆☆☆☆
上でも少し述べたけど、この映画の舞台である“惑星パンドラ”に生きるクリーチャー達は、馬や飛竜をはじめとしてナカナカに魅力的だ…しかし、どういうわけか多肢型の生き物が多い…哺乳動物系とおぼしき猿めいたな生き物も多肢型だった…その癖、パンドラの人類とも言うべきナヴィは、2本腕に2本足…何だか一寸不思議…度☆☆☆☆☆
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