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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2010年3月13日


北川景子さんの…
憎悪に満ちた眼差しで睨まれる事を夢想して、この作品を見てきました(笑)

つまり…
今日の私は、我が身を本作の敵役“市川亀治郎”に重ねての観賞だったわけです。
あの気の強そうな北川さんの瞳で睨み付けられるのは、さぞやグッとくるだろうなぁ…って事でね。

しかし…
北川景子さんという人は、和装で髪を結ってしまうと、現代劇で見るようなキツイ美人の雰囲気が消えてしまうんですな!
何だか…
泣き目になっちゃって、異論はあるかもしれませんが、菊川怜さんのような印象を受けましたよ。

今回…
私は、
『勝ち気な北川景子をたっぷりと楽しむ!』
という素敵な劣情のみを目的に劇場へ足を運びましたから、これは非常に残念な事でした(致命的と言っても良いですね…)。


この作品は…
『蝉しぐれ』や『隠し剣鬼の爪』等と同じく、藤沢周平氏の小説を映画化したものです。

最近…
流行っているのか、“藤沢周平原作映画”と言うのが、とみに多いですな。
まあ、確かに日本人が好む筋立てのお話をよく書いている印象がありますしね。

作品の舞台は…
氏が創作した東北の小藩である海坂藩(氏の故郷である鶴岡がモデルと言われています…)。
この地は、藤沢ファンにとって、お馴染みの場所のようですね。

実際…
数十ページの短編に過ぎない原作を2時間程の映画に仕立て直して、なおかつ飽きさせずに最後まで見せる力は、
勿論、監督を務めた中西健二氏の技量に負う所も多いのでしょうが、
結局、今までに様々な物語が紡がれてきた“海坂藩”という場所が持つ奥行きにこそあるような気がしました。


物語は…
女だてらに剣術自慢の変わり種である“以登(北川景子さんです…)”という女性を主人公に展開します。

簡単に言ってしまうと…
この映画の内容は、その以登さんの復讐劇です…或いは、敵討ちの物語と言っても良いでしょう。


ただ…
少し異色なのは、以登が討とうとしているのが、“父や兄などの身内”の仇では無くて、
“過去にたった一度だけ、剣を交えた男”の仇だった…と言う所でしょうか?

以登を…
女と侮らず、真剣に試合ってくれた“江口孫四郎”という好漢に、彼女は仄かな恋心抱くのですが、
その恋は、封建社会の常として、実る事はありませんでした。

しかし…
孫四郎が藩の重鎮である藤井勘解由(市川亀治郎が好演…)の奸計に嵌まって腹を切らされた時に…
以登は、その過去にあった、たった一度の邂逅の為だけに命をかける訳です。

その姿と…
心根は堪らなく美しく、凛としていますねぇ。
ゲスな私には、一寸眩しすぎるぐらいです(笑)

それ故…
私は、我が身を藤井勘解由に重ね、
『ふははは、腕が立つと言っても、所詮女の細腕よぉ…。』
とか
『ふふふっ、御主…孫四郎に抱かれたか?』
とか言う、下卑た言葉を以登に投げ掛ける己を夢想していた訳ですね(ついでに言っておくと、作中の藤井は、こんな台詞は吐きません…)。

つくづく…
業というものは、恐ろしいものです(笑)


このように…
本作は、私の北川景子さんに対する“妄想”が暴走してしまった為、客観的な評価は、一寸できかねますが、
普通に観賞するならば、筋立てのしっかりした良い作品なんだと思いますね。

問題があったのは…
私の精神状態でした(笑)


評価(☆5MAX)
ストーリー ☆☆☆☆
妄想暴走度 ☆☆☆☆☆
“武家の娘”スタイルの北川景子さんは、一寸期待はずれでがっかりさせられたのですが、彼女の“剣道少女”姿が見れた事は、最高の収穫でした!いやぁ…私は、和装の女剣士にとことん弱いからなあ…度☆☆☆☆☆
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