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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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視聴日 2003年12月10日


この作品は私にとって非常に思い入れの深い一本です。何故ならこれこそが、私を冥府魔道の映画道へと引きずり込み、こんなブログを書かせるに至った発端なのですから…。

私は元来、映画をあまり見ないタチで、見たとしても『映画はビデオでいいや』派の人間でありました。しかし、この作品鑑賞後の私は、無節操にも『スクリーンって素晴らしい。やっぱり映画は劇場で見なきゃ値打ちがねえよ!』派にアッサリ鞍替えしてしまったのです。げに恐ろしきは一本の映画というものが持つ影響力という所でしょうか…。

出会い方も良かったですね。この映画の公開当時、私は専門学校の夜間学生で、夜ごと通る帰路に小さな単館公開系の映画館がありました。折しも時は十二月、寒さも厳しい時節です。国家試験も間近に迫り、何だかメンタル的にささくれた状態に私はありました。そんな時に、ふと気まぐれに…本当に気まぐれに、パッと見たポスターにグッと惹かれて、サッと飛び込みで入ったのが、この作品だったのです。

久しぶりのアニメと言う事もあって、ちょっと斜に構えて見ていたのですが、サクサクとテンポ良く進むストーリーとクルクルと小気味よく動き回るキャラクター達に引き込まれて『久々にワクワクする映画だなあ…』と感心した事を覚えています。エンドロールで流れていた『No.9(所謂第九ですな…)』も作品にマッチしており、私は非常に心地良い2時間(ぐらいでしょう、多分)を過ごさせてもらいました。

この作品の物語的な特徴は『ありえない奇跡の連鎖』です。その急流滑りのような連鎖が、昔のコント映画の如く畳み掛けるように我々に襲いかかって来る様子は、見ていて快感ですらあります。しかし、逆にその『ありえない連鎖』というものにある種の嘘臭さを感じてしまった人にとっては、それが評価のマイナス要素にしかならなかったようで、やっぱり人の好みって難しいなあと、改めて考えさせられました。ただ、私にととっての『ありえないない奇跡の連鎖』というものは、前述の通り、この映画を偶然見に入ったことから始まっていたので、その現実と映画がリンクしている分(大袈裟ですかね?)、この作品に対する感情移入が深まったのかもしれません…。

いずれにせよ、この素敵な偶然に味をしめた私は、再びこういう気持ちが味わいたくて、頻繁に映画館に足を運ぶようになったというわけです。


評価(☆5MAX)
ストーリー ☆☆☆☆☆
テンポの良さ☆☆☆☆☆
年末にこういう、どこか優しい雰囲気の映画を見るのはいいなあ。普段はツッコミむ所も穏やかな気持ちで見れるもの度☆☆☆☆☆
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視聴日 2006年12月1日


試験前日という切迫した状況の中、少々マニアックな映画を見てきました。公開前からなんだか気になっていたもので、一日の映画の日に見てしまおうという寸法です。

『さえないリストラ青年が、ひょんなことから十分間百円のキャッチボール屋の留守番を頼まれ、個性的なお客さん達と出会い、彼等の様々な人生に触れるうちに、新しい一歩を踏み出す力をもらう。』と書くと、いたって陳腐なハートウォーミングストーリーであるように聞こえますが、無駄に自己主張をしない主人公と監督の仕事の上手さからでしょうか、意外に良い出来映えの一本に仕上がっています。

『なんだかつまんない映画だなあ。』とぼんやり見ていて、ふと気がつくと、いつの間にか懐深くに入り込まれている…。そう、例えるならこの作品は、そんな優秀な忍者のごとき性質を持っています。故にビデオやテレビなどで見てしまうと初期のたるさの段階で、鑑賞を放棄してしまう恐れがあるので注意が必要です(映画館の良さは余程の事が無い限り、途中退出しない所にもありますね)。

小品ではありますが、独特の雰囲気と余韻も含めて私のオススメの一本です。もし、好みに合わなかった人はゴメンナサイ。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
脇役   ☆☆☆☆☆
松重豊と寺島進がいい味だしてたなあ、渋いオッサンの背中って奴もいいもんだぜ度   ☆☆☆☆☆
視聴日 2006年11月10日


ひとたび関わってしまったものは、最後まで見届けるのが筋ってもんです。私は本来、前後編なんていう映画の売り方は好きじゃないんですが、Lとライトの決着には興味があったもんで、今日は『デスノート』の完結編を見てきました。

前編を見た直後、私としては異例の熱意をもって原作コミックを一気に買い揃えてしまいました。そんなわけで、すっかり『にわかデスノート通』へ変貌をとげた私は、後編を見るにあたり、ほぼ万全の布陣で臨むことが出来たわけです。これは事前に情報をあまり入れない私としてはかなり珍しいケースと言えます…。

作品を見た感じ、全体的に良くまとまっていたと思います。長い原作の小さなエピソードを上手く抜粋して、繋ぎ合わせた結果、これだけコンパクトに収めた監督の手腕は、褒められてもいいんじゃないですかね?特別『これは無いわ!』とツッコミを入れる所も無く、及第点と言って良い出来だと思います。

ただ、これはあくまで『にわかファン』の感想です。細部にこだわる熱烈な原作ファンから見ると、言いたい事だらけの一本だったかもしれません。そういった意味では、この作品は、何も情報を入れない方が純粋に楽しめたのかもしれませんね。そう、前編を見た時の私のような状態で…。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
まとまり度☆☆☆☆
やっぱり鹿賀さんは格好いいなあ。そういえば昔、俺はあの人に憧れてたよ…懐かしいなぁ度☆☆☆☆☆
視聴日 2006年7月6日


『死を呼ぶ雑記帳』なんて書くと、なんだかホラーテイストの児童文学のタイトルみたいですね。今日は流行りのものを見てきました。

『意外に…』と言ったら失礼かもしれませんが、本当に意外に面白かったです(笑)やはり過剰な期待はせぬが吉ですな、映画はニュートラルなポジションで見るのが、一番楽しめるようです。

私は今回、全く原作を知らずに本作を見たのですが、どうやらこれも良かったみたいです。先の展開が全く読めず、結構ワクワクしました。情報が無いという状況も時には有効に働くものですね。

そんな訳で、思っていたより(どんだけ前評価が低かったねん!)良かった本作でしたが、唯一気に入らない点が…。デスノートの使用上のルールという奴が物語の進行とともに、次々と明かされてゆくのは、少し卑怯な気がしましたね。まあ許容範囲内と言えば許容範囲内の不快さではありましたが…。


評価(☆5MAX)
ストーリー ☆☆☆
続き見たい度☆☆☆☆
死神の声が中村獅堂であった為、竹内結子の結婚の事を思い出して、少々しんみりした度☆☆☆☆☆

※デスタイガーは熱烈な竹内結子ファンです。
本当に久しぶりの事なのですが、今日は純粋に作品を楽しみたくて劇場に赴きました。義務感でも、指差し確認の為でも、ツッコミむ為でも無く純粋に…。珍しく前売券まで買っちゃってね。ちょっと前に映画館で予告編を見て、『配役も良いし、タイトルも私好み。こりゃあ面白そうだ。』と思って、期待に胸踊らせて心待ちにしていたのが、この映画だったわけです。

…で、映画を見終わって、今の率直な感想は?と問われると、何故か『なんじゃあ、こりゃあぁ!』なんですよ。勝手に期待しておいて、こんな事を言うのは心苦しいのですが『裏切られた!』の一言に尽きます。そう、例えるなら『二十年、親友だと思っていた男の正体が、実は地球侵略をたくらむ昆虫人で、突然正体をあらわし、手酷い攻撃を受けた。』というぐらいの裏切られ度ですよ(スイマセン、上手い例えが浮かびませんでした。)!

基本的に、私の映画採点基準は減点法ではないので、極端に低い評価は本当に珍しいです。好きなシーンを一箇所見つければ、駄目だった場所を帳消しにしてしまう節操の無さが私の自慢です。でもこの作品は、
①独りよがりの構成。
②狙ったと思われる所は全部はずしている(あるいは私と笑いのツボが違うのかも知れません)。
③見ていて、ほとんどワクワクしてこない。
の3点をもって、私的には駄作と切り捨てさせていただきます。

オダギリジョーと香椎さんは凄く好きな役者さんだし、作品世界の雰囲気も悪く無いのに、どこでどう間違ったのでしょうね、この作品は…。

個人的主観にのっとった忠告ではありますが、もしあなたの今月の『見たい映画リスト』にこの作品が入っているのなら削除する事をオススメします。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆
外してる度☆☆☆☆☆
広くて山椒魚も飼えるし、お鍋も出来る。本当にレントゲン撮影車は便利だなあ度☆☆☆☆☆
プロフィール
HN:
デスタイガー
性別:
男性
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