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ミニシアター系からメジャー系まで、思いつくまま気の向くまま。
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例えば、男二人で、こってりドロドロで評判のラーメン屋さんに行こうと出かけたはいいが、その店の開店が実は3時間後である事が、突如判明した時…。そりゃそんな場合の時間潰しは、映画にでも行くしかありませんわなぁ。

そういう経緯で見た本作でありましたが、いやあ想像以上に過酷なシュチュエーションでした。賢明なる皆様なら容易に推察していただける事と思われるのですが、この手のくすぐったくなるようなラブストーリーというものは、男二人で見るのに全く適さないシロモノであります。下手をしたら、自分一人で行った方がはるかにマシかもしれない…。『世界の中心で愛を叫ぶ』を一人で見に行った経験上、私はそう思ったりしました。だってさあ、なんかゲイのカップルみたいじゃないですか(笑)本当はそんな事ないのにねえ…。

さて肝心の作品の方ですが、まあ極めて甘ったる~いラブコメです。意地の悪い言い方をすると『妄想癖のある地味な女が、恋に恋してラリパッパ。浮かれポンチにデートを重ね、ラスト間際で予定調和の問題発生!離れる二人の心、ああ恋人達の仲は一体どうなってしまうのでせうか…。』まあ、書いてて恥ずかしくなるようなお決まりの展開でありますね(笑)

本来ならそんな妄想女は、後から頭をガシッと掴んで2、3度鉄柱に額をぶつけてから、この上なく冷酷に『目さめたか?』と諭してあげるべき(余計なお世話ですね)所なのですが、主役の女性を中谷美紀が演じているので、全然オッケイでした。それどころか『がんばれ、ミキタン!』と応援までしてしまう始末です。

やっぱり私は本当は綺麗な女性が、地味で野暮った~い格好しているのにキュンときてしまいますね。簡単に言うと、どんぴしゃりのツボだったわけです。加えるに、中谷美紀だけでもメロメロなのに、さらに上野樹里までが地味でどんくさいキャラで登場。おいおい、なんだ萌え増量サービス期間中か?お父さんをキュン死にさせる気か?って私は大変にご満悦でした。

まあ、久々に私情で綴った感想でしたが、冷静に見ても、劇団ひとりやYOUなどの脇役の配置やそのキャラクターがなかなか良かったので、割と楽しく見られると思います。ただ、こういう映画に拒絶反応を示す方々は、見ててイライラすること必至ですので御注意を…。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆
キャスト ☆☆☆☆☆
やっぱりキレイな人が地味で野暮ったい恰好してるのはいいなあ、特に中谷美紀は最高だよ度☆☆☆☆☆

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私には、どうしても駄目な映画のジャンルが二つだけあります。一つはスプラッタホラー、そしてもう一つは太平洋戦争物です。

それでもなお…たとえ戦闘シーンで、ほとんど耳を塞ぐ羽目になろうとも(これは比喩ではなく本当に塞いでいました)、私が見なければならなかったのがこの作品です。

劇場に行くのが、こんなに憂鬱だった映画はコレが初めてでしょう。硫黄島というのは、実は私のトラウマのひとつです。私がまだガキの頃、この戦いに関する文献を立ち読みした事がありました。当時の私は、うっかりその戦場にいる自分を想像してしまい、その絶望感から途中でその本を読む事を止めてしまったのです。言わば私は、『硫黄島から一度逃げた』と言っていいでしょう。長ずるに従い、私には幾度かそのトラウマを晴らす機会がありましたが、なかなか踏ん切りがつかず、この歳になって初めて、この島と向き合う覚悟ができたというわけです。

そんなわけで、この作品を見るのは、私にとってメンタル的に疲労を伴いましたが、非常に価値がありました。感銘が強すぎて正直、今は特にアレコレ批評する気にはなりません。それは見た各々で感じればいい事です(じゃあ、こんなブログ書くなって話ですが、確かにごもっともだと思います)。ただ一言『私にとってはきわめて値打ちのある一本だった』とだけ言っておきます。

あえて付け加えるなら、この映画のスタッフロールの後に日本の視点から見た『硫黄島からの手紙』の予告編を流していました。確かに効果的な宣伝で、興行的には良い作戦だと思いましたが、なんだか本作自体の余韻を削ってしまった感があります。その様が、どうもアメリカの国債売り出しの政策に利用され、翻弄された硫黄島の英雄の姿と少しだけ重なって、やや、やるせない気持ちになってしまいました。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
満足度  ☆☆☆☆☆
アメリカ視点の映画でここまで心乱されている俺は、本当に日本視点の『硫黄島からの手紙』を最後まで見切れるのだろうか度☆☆☆☆☆
『結末が哀しいあだち充漫画…』というのが率直な感想ですね。今日は上野樹里主演(ここ強調)『虹の女神』です。

本当は『父親達の星条旗』を見るつもりでしたが、ミキティの好演で心が癒された後に殺伐とした映画を見たくなかったもので、急遽この映画に変更となりました。

大好きな女優さんではありますが、私の中でコメディとルックス以外の評価はイマイチ低い上野樹里なのですが、今回はソコソコやれています。まあ、あくまでソコソコなのがファンとして悲しい所なのですが、演技と言う面では、やはり蒼井優が突出していたもので、ソコソコに見えてしまったのかも知れません。

結構、雰囲気は良い作品なのですが、何がどう良かったと具体的にお勧めしにくい一本です。じれったい恋愛ものが好きな人には良いかもしれませんね。


評価(☆5MAX)
ストーリー☆☆☆☆
もの哀しさ☆☆☆
男も女も何故あと一歩を踏み出さぬ!貴様ら歯痒いわぁぁぁぁ度☆☆☆☆☆
廃墟好きにとっては廃坑はひそかな憧れの地であります。ことに歴史系廃墟ファンを自認するこの私にとって、鉱山が閉鎖するプロセスというものは明らかにその守備範囲といえるでしょう。という訳で今夜は『フラガール』です。

公開後、良い噂しか聞かないのが何だか気に入らなくて(あまのじゃくですな我ながら…)、見に行かないつもりでいましたが、ちょっとしたキッカケがありまして、今夜、節操無く見て来てしまいました(笑)

肝心な感想はと申しますと、これがひねりも無く『非常に良かった』です。物語もベタながら、しっかりツボを押さえてるので、きっちり泣けるし、まあ言う事無しです…。

脇役陣やフラガール達も良い味を出していて非常に魅力的なのですが、ひとつだけハッキリ言える事があります。それはこの作品が松雪泰子の映画であるという事です。そう言い切ってしまっていいぐらい、今回の彼女は良かったです。私は正直、今回初めて松雪さんを良いなあと思いました、これは少々驚きですね。

評価(☆5MAX)
ストーリー ☆☆☆☆
ダンス ☆☆☆☆
あだっぽい松雪さんが非常に良い、あんな女となら一緒にズルズルと駄目になって行くのもいいよなあ度☆☆☆☆☆
『悲しみはズラで飛ばせ』このフレーズがヒルマン監督の『シンジラレナーイ!』を抜いて、流行語大賞になる事をひそかに祈る私…。と言う事で今日は『ズラ刑事』です。

いやぁ、凄い作品でした。何が凄いって、もう徹頭徹尾の下らなさ!笑うほか選択肢の無い映画です(イビキかいて寝るという選択肢を選んでた人もいたけど…)。

ドラマみたいな物もあるにはあったのですが、役者さん達の演技のレベルに差がありすぎで、超大根(特にドクター中松が酷い!)から演技派まで驚きの品揃え!そんな演技力較差のある出演者陣が、めいめい自分勝手な芝居をするものだから、その肝心なドラマが不協和音を発し、ギクシャクした仕上がりになっているのが、見ていて少しツラい所です。

しかし、そんな事はどうでも良い事なのでしょう。この映画に通常の評価とか批評は野暮なのかもしれません。哀愁漂う主題歌『悲しみはヅラでとばせ』を聞いていると、自然にそんな広い気持ちになってしまいます。今度CDを買おうかなぁ…。


評価(☆5MAX)
ストーリー ☆☆☆
主題歌  ☆☆☆☆☆
イジリー岡田がデカチン刑事って、それで突っ走るセンスがすげえ度☆☆☆☆☆
プロフィール
HN:
デスタイガー
性別:
男性
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